初グリーンアドバイザー活動
グリーンアドバイザーとは??
「グリーンアドバイザー」は、公益社団法人 日本家庭園芸普及協会が認定する資格
出展:日本家庭園芸普及協会
日々仕事でお客様と接していると、専門的なアドバイスを求められます。もちろん、知らない事は知らないので、資格すら関係ない事になりますが。日本家庭園芸普及協会での学び、活動を元にアドバイス出来る事が資格取得者にしか出来ない事になっています。
グリーンアドバイザーとして
私がお客様にアドバイス出来る事とは?
①楽しさ・愛情を注ぐ・成長・癒し
素敵な植物を鑑賞するには、育てる必要があります。水を上げたり、肥料を上げたり、光にあてたり、次期や植物の種類によっては、毎日世話をするようです。楽しんで水を上げて、愛情を注ぐ、成長した植物を観て癒されるようにアドバイスします。
基本的なアドバイス
①観葉植物のアドバイス
長く育てるには、2~3年に1度、植え替えをすると良い。植え替えと同時に根の量に見合った枝葉の剪定をして地下部と地上部のバランスを取る。室内での置き場所は、日があたる窓際とし、冷暖房の風が直接あたる所を避ける。室内では鉢土が乾きにくく、過湿は、酸素不足により根ぐされを起こす。
②盆栽のアドバイス
少量の鉢土からは水分供給が十分でないので、乾燥による被害が多い。潅水管理ができない場合は、室内の窓際に置くと良い。ミズゴケを鉢土の表面に置くと乾燥防止になる。根づまりを起こして生育不良や枯死させないように毎年植え替えると良い。植え替え時の用土は赤玉土だけか、排水性を高める為に、粗目の砂などを3割程度配合すると良い。
③園芸用品の基本的なアドバイス
施肥量が一定なら施用回数を多くして一回の施肥量を少なくして与えると障害が少ない。肥効が現れないときは、次回の施肥量を多くせず施肥間際を短くするか、次回の施肥期までに液肥を与える。リン酸成分の肥効は遅れるので、必要量の多くを元肥で与える。窒素やカリは、潅水や雨で流れやすいので分けて与えると良い。
高度なアドバイス
①呼吸
大気には約20%の酸素が含まれるので、植物が酸素不足になることはない。しかし、根など地下部では、土壌中の酸素不足による影響がある、結果として地上部の発育が劣る。植物の生育は、根が健全であるかが重要になる。
②水質 潅水の質
植物に与える水は水道水が多いが、水質基準で塩素イオンについては、家庭の蛇口で0.1ppm以上の濃度が必要とされており、浄水場の近くでは1ppm以上になっていることもある。植物によっては水道水の塩素を抜いて与えた方が生育を害さない。脱塩素の方法は、浄水装置を利用か、置き水を1日程度日光にあてて、塩素を気化させて抜く方法がある。
③移植の方法
鉢に移植する場合は、鉢上げ用土と同様の用土を使用する。花壇に定植する場合は、あらかじめ、堆肥や腐葉土を1m2あたり2〜3kgほど混ぜ、よく耕す。元肥として緩効性の化成肥料(N-P-K=10-10-10)を50g上げるといい。
④用土・土壌改良材
根が張れること
根がのびていける程度の硬さの土壌であること。
透水性・通気性がよいこと
根も呼吸しているので、常に新しい空気が供給されないと根は生存できない。
保水性・保肥力があること
植物が育つには養分や水分が必要である、それらは根から吸収するため、水分と養分を保持する力が必要である。
適正なpH(土壌酸度)であること
pH7が中性である。多くの植物はpH5~pH6.5までの弱酸性が適している。
⑤肥料
- 「肥料の三要素」N=窒素、P=リン酸、K=カリ
- 窒 素=生育、養分吸収、同化作用を促進する(葉肥え)
- リン酸=根の伸長や開花、結実を促進する(実肥え)
- カ リ=病害虫や不良環境に対する抵抗性を高める(根肥え)
⑥病害虫・家庭園芸農薬
病気の種類
- ウイルス
- ウイロイド
- ファイトプラズマ
- 細菌・放線菌
- 糸状菌
去年、アジサイが緑になったニュースがあったが、ファイトプラズマが原因とも言われている。病気の多くは糸状菌(カビ)の原因が多い。
害虫・害獣の種類
- 食害性害虫
- 吸汁性害虫
- 害獣・害鳥
- 不快害虫
上記の被害等にあった時と被害にあわない為に農薬を利用する。
- 殺虫剤
- 殺菌剤等
仕事で樹木と関わっていくことで私なりにこの資格をうまく活用する為にできる事をいくつかあげてみました。